神戸川の上流・赤井沢にある神戸岩。 露出した岩壁に見られる2億5千万年前の断層が神秘的な景観を作り出しています。 神戸岩(かのといわ)の名の由来は「風土記」にまで遡り、両岸にある切り立った大きな岩が、半ば開きかけた扉のように見える光景を、神の土地へと通じる門に見立てて、神の戸岩=神戸岩と称したと言われています。 高さ100メートルにも及ぶ巨大な壁に刻まれた岩場の道を抜けた先には、小さいながらも凛とした佇まいの滝が。 そこでは、まるで時間が止まったかのように、古えの人々が見たときと変わらない幻想的な光景がいまも広がっています。